交流会の存在を知りましょう
交流会に参加してみる
開業したばかりだと、顧客の数も少なく仕事も安定しない日々にやきもきすることがあるかもしれません。成功するために学んだマーケティングは、事業を運営するための手法のひとつであって、実行すればすぐに結果が出るというわけではありません。しかし、開業をしたからには仕事を取っていかなければなりません。最初から人脈があればある程度の仕事量を確保することもできますが、何もなければゼロから顧客を開拓するしかありません。そんな時は孤独を感じたりして心細くなってしまうこともあるでしょう。
そこでおすすめするのが「交流会」への参加です。交流会のようなイベントは全国各所で開かれており、多くの個人事業主が参加して交流を深めています。法人個人を問わず経営に携わる人ばかりが集まるものや、同業者ばかりのもの、異業種のものなど多くの交流会があり、中にはあまり身にならないと感じるような内容のものもありますが、交流会を上手に活用している人達は人脈を広げることに成功しています。
交流会の種類にはどのようなものがあるのか
仕事のマッチングを行っているエージェント主催の交流会は、無料で開催されているものも多く参加しやすいイベントです。参加者は同じ個人事業主ばかりなので、情報交換をしながら気の合う同業者を見つけることができるかもしれません。また、中小企業経営者向けの交流会なども、人脈を増やすチャンスになります。もう少しフランクな雰囲気の交流会がよければ、SNSを通じて知り合った人達が集まるイベントに参加するという方法もあります。また、立場を問わず交流できる朝カフェのような集まりなどもあるので、気軽な気持ちで参加してみると意外なつながりを持てるようになるかもしれません。
積極的に行動して人脈を増やす
せっかく交流会に行くなら何か成果が欲しいはずなので、名刺交換は積極的に行うようにしましょう。その場でひとりひとりと密に交流するよりも、その場は挨拶程度にし、できるだけ広く浅くを心がけた方が得策です。また、限られた時間の中で印象を残してくるためには話題作りも大切なので、仕事の話題になった時にさりげなく見せられるような素材を用意しておくのも良いでしょう。そして、最も重要なのが参加後のフォローです。名刺をもらった相手にはできるだけ早い段階で挨拶のメールを送っておきましょう。その際は、型通りの挨拶ではなく交流会の時のことを含めたり、以後お付き合いさせていただきたい気持ちが伝わるようなメッセージを含めたりして、相手の記憶から自分の存在が消えてしまう前に再度印象づけを行うようにしましょう。そのようにコツコツと人脈を広げる努力を積み重ねていけば、事業にもその影響が及ぶようになってくるでしょう。